脂漏性湿疹とは

脂漏性湿疹というのは、顔面や頭皮から
フケに似た落屑する炎症性の湿疹のことをいいます。

難しい言葉ですが、皮膚がかさぶたのような
フケ状のものとなってぼろぼろと落ちることです。

皮脂の分泌の多い部分などにおこりやすいようで、
たとえば胸部・背中・脇の下・陰部などにも出ることがあります。

脂漏性湿疹の症状の出やすいのはやはり頭部で、
髪の生え際、顔面では、眉の上、鼻の周辺、耳の後ろや中にもできます。

「脂漏性皮膚炎」とも言われたりしますが、同じ皮膚疾患です。
免疫力の弱い乳児や高齢者や、皮脂分泌の多い思春期以降の成人が
こうした脂漏性湿疹になりやすいようですね。

男性に多く見られ、遺伝することもあるようです。。
かゆみを伴う湿疹ですが、人により痒みの程度はかなり違います。

脂漏性湿疹の原因として挙げられているものは非常に多く、
理由がたくさんありすぎるので、原因の特定ができません。

原因のひとつ「皮脂中の脂肪酸による刺激」について言うと、
紫外線や皮膚上の常在菌によって皮脂が脂肪酸に分解されて
それが皮膚を刺激することで発症するようです。

食品の唐辛子や辛子やわさびなどをたくさん食べる人に
この脂漏性湿疹が現れることが多いということからみても、
刺激性食べ物の刺激が原因のひとつとして考えられたりします。

しかし、これがすべてを可帰結する原因ではありません。
ビタミンB2や、ビタミンB6の欠乏も理由だったりします。
脂漏性湿疹を治すにはかなり根気が要るようです。